Body Mind Spritのつれづれ

スウェディッシュマッサージをベースにしたオイルタッチセラピー@あさごや(東京・阿佐ヶ谷)セラピストによる学びとつぶやき

攻撃は心の悲鳴である

これは、今年1番心に残った言葉。

対話、内省、NVCファシリテーター養成を展開する渋谷聡子さんの講座で出た言葉。

他人を攻撃する言葉は好きじゃないし、自分が攻撃されるのはまっぴら。

でも、この言葉のように、攻撃をする人の心の中は、きっと嘆きや怒りや悲しみの声が溢れかえっている。そしてその源は、正義感だったり、誰かを守るためだったりする。まあ、自分を守るためかもしれないが、それも含めて、その人の正義と倫理。

いい、悪いは別にして、客観的にどうかは別にして。その人の心の中では、そしてその時は、きっと正義。

自分を振り返ると、人を攻撃するときは、明らかに自分の心に余裕がないとき。忙しいからとか、自分の思いを踏みにじられたからとか。起きたことの大小より、自分の寛容性のキャパシティがいつもより小さくなっている時のことが実は多い。「同じことをしたのに、なんで今日だけ怒られるのかな」と、きっと子どもも思ってることだろう。

いずれにせよ、この世界に投げ出された言葉だけでなく、投げ出した人の心の中を少し離れた目、寄り添った気持ちで眺めれば、少しは心が落ち着くものだ。別に賛同することもなく、否定することもなく、「そうなんだね」と。そして、自分の中に声をあげたい衝動が生まれたら、少し自分の状況を見つめる余裕を持ちたいものだ。

この言葉を心に留めながら眺めると、世の中の意見の相違や言い争いも、少し違って見えてくる。

 

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