Body Mind Spritのつれづれ

スウェディッシュマッサージをベースにしたオイルタッチセラピー@あさごや(東京・阿佐ヶ谷)セラピストによる学びとつぶやき

続ゆるめるの考察〜相手を緩める面接の話

昨日、場を緩める話を書いたら、以前僕が面接したご縁で一緒に仕事をした仲間から「最初の面接も緩かった」とコメントをもらって、面白かった。確かにそうだなと。

サラリーマン時代の仕事ではいろんな形で人を選ぶための面接をすることがよくあった。人が何をしてきて、何を考えているのかを聞くのが好きなので、面接するのは楽しかった。ただ、普通に質問をしても、相手は構えていて、なかなか本音を話さない。その時に大事なことも、振り返ると「いかに相手を緩めるか」だった。

そのためにやっていたのはこんなこと。

最初に「時間が短い中であなたのことを知りたいから、是非自分自身を出しきっちゃって。その方がお互いにとっていいから。」というメッセージを伝える。

(まるで、マッサージで、寝ちゃっていいですよー、よだれ垂らしても全然いいですよー、と言うのと同じ。)

そして、一方的に質問するのでなく、「へー、それじゃあ、〇〇なんですかー?」みたいな感じで、おしゃべりするように話を聞く。

素直に面白がって、「それでどーしたんですかー?」「なんで、そんな風に考えたんですかー?」とか突っ込んだり。

こっちの姿勢や話し方も、わざと崩したり。まあ、もともとゆるいけど。

複数で面接する時は、そこそこだけど、1人でやる時は、まるでおしゃべりする様に話したいと思っていた。

実は、前職の人事部の人に、採用面接のサポートで僕が一次面接をして通した人は、その後順調に役員面接まで行く人が多かった、と言われたことがある。

それは、僕がその人材の良さを引き出してうまく選んだということかもしれないし、自分を出して通った経験がその人に自信を与えたのかもしれない。いずれにせよ、嬉しい話だった。

人は、緩んで本心を出すことで、魅力的になり、自分も楽になる。

なのに、学びの場でも、仕事の場でも、日常でも、周りの評価を気にして、自分を出さずに遠慮して、見えない周りにあわせがちなんじゃないかと思う。評価されたり、空気を読んだり、周りと一緒であることを求められたりし過ぎてきて。

自分もそうだけど、それを少しずつ変えていきたいですね。

 

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