Body Mind Spritのつれづれ

スウェディッシュマッサージをベースにしたオイルタッチセラピー@あさごや(東京・阿佐ヶ谷)セラピストによる学びとつぶやき

自宅サロンあさごやをオープンして2年が経ちました

2020年7月18日、自宅サロンあさごやを開業しました。

その年の4月には、コロナによる緊急事態宣言があり、まるで山小屋にでも暮らすように、食材の買い出しに行く時ぐらいしか外出しない時期が続きました。世のセラピストたちは、サロンを閉めたり、細々と営業をしていた、そんな頃でした。

1か月前の3月に海外から戻り、自宅サロンを開く気満々だった自分は、そんな状況に戸惑ってました。でも、確か5月に、久々の買物以外の外出でヘアカットに行ったときに、洗髪と一緒にしてもらったヘアマッサージが泣きたいぐらい嬉しかったのに感激して、「あー、やっぱり人に触れられることって、幸せなんだなあ、こういう時期だからこそ、始めよう」と思って、開業することに決めたのを思い出します。

これまで、エルサレムで自宅サロンを始めた時から数えると、100人以上の方に触れてきました。人によって、身体が違うこと、でもやはり同じ人間として一緒なところなど、直接触れることで学んできました。人に触れさせていただくということは、それだけ委ねていただいているということ。そのありがたい機会を、一つ一つ受け止めて今後も施術をしていきたいと思います。

ここ数年、様々な呼吸法、ヒーリング、旋回、ダンス、ヨガ、瞑想、内省や解放、対話のワークショップなどに参加してきました。何か、体系的に学んだり、探究するというより、好奇心のおもむくままに体験してきました。そして、自らやりながら感じていく中で、自分に響くものは何かが自分の中に取り入れられていくんじゃないかなあ、というイメージを持っていました。

そんなことも意識的に、また無意識的に活かしながら、これまでのボディワークやマッサージの通常のやり方にこだわらずに、より自由に、より大胆に、より創造的に、より本質的に、やっていけたらと思います。

人生、これまで割と、模倣と過去の経験の応用で大体のことはうまくいくと思っていました。ただ、最近この「なんとなくうまくいく」、というやり方の限界も感じるようになりました。「なんとなくうまくいく」、以上のものがないような。

もっと自由に、本質的に、というのは、ボディワークだけではなく、これからの課題なのかなあ、と思っています。

www.asagoya.net